非政治家が法律に口を出してはいけないのか。

お久し振りです。

 

書きたいことは多々ありましたが今はこれを書くタイミングではないな、といううことを繰り返していたら5ヶ月近く経ってしまいました。

 

そんな昨今、とても気になる文言を頻繁に目にするので筆を、もといブログを起動しました。

 

 

その文言は「政治家じゃない人間が法律に口を出すんじゃない。」です。

 

 

日本は国民主権、民主主義です。

国民主権は文字通り国民に権利が有るという事。ざっくり言えば国民皆に関わることは皆で決めよう、という事です。

皆で決めようという事は、誰が法律や政治に意見を持っても悪いことでは無いという事です。

日本国憲法では政治家では無い国民が法律や政治に口を出すことを禁止してはいません。

 

 

以前、ある希少疾患の難病指定の為の活動に参加しました。

その病気は最悪死に至る病でした。日本でその病気は治療薬の認可が下りておらず、一般的な収入では治療を受けられない状態でした。正式な治療を受けようとすれば、薬代で月数百万円掛かる状態でした。

もしその病気が難病指定されれば、医療費助成の対象になり得ます。

金銭面を理由に生きることを諦めずに済みます。

命が助かる可能性が高くなる。その為に私が参加した活動は難病指定を求めるための署名活動でした。

なぜそこで署名なのかと言うと

・希少疾患である為認知度を上げる必要がある。

・医療助成金等は税金を財源の1つとしている為、税金を支払っている国民の皆様の同意をいただく。

・難病指定をする政治家の方の人件費は税金から出ている。

これらが主な理由です。

これらの理由を説明して、納得していただいて、「難病指定に賛同・賛成するよ。」という意思を示す為に署名をいただきます。

私達はこの活動を通して60万人以上の方から署名を集めて厚生労働省に提出し、その希少疾患は難病指定されました。

 

この難病指定は政治家でない私達が法律を変えるために行動しなければ起こらなかったでしょう。

これは私にとって成功体験であり、客観的に見たら昔の成功に固執しているように見えるかもしれません。

ですが、このことで私は他人の命を救ったと言えます。

命より価値のあるものはありません。

だから私は日本が国民主権である以上、国民が政治や法律に口を出してはいけないと思えません。