illuminate決起会

illuminate決起会に参加して参りました。

 

illuminateさんのリンクはこちら↓
illuminate-pjt.com

 

以前から注目していたilluminateさん。今回は決起会があるとのことで折角だから行ってみようかなと思い立ちました。

 

そもそも私はilluminateさんのアクションは生理用品に関するムーブメントであると思っていました。

そして私が期待していたのは、この「生理用品に関するムーブメント」を切り口に様々な固定観念による差別を撤廃していけたらなという期待がありました。

私の働く業界、生理に関する理解が非常に低い。(この件に関しては下で具体例出して触れます。女性の方はそんなことに遭遇したら引くと思います……)更に恥ずかしいことに男尊女卑がはびこっている業界でもあります。

私はilluminateさんのムーブメントに興味を持ち、私の業界に風穴開けたいと思ったことが決起会に参加したきっかけです。

そして今回の決起会で得たものは期待以上のものでした。「様々な固定観念を撤廃して並存する」という考えを提示された為です。

 

 

決起会で聞いた「並存」という言葉。

これが私に一番響きました。

私の学生時代の専門は生物多様性。多種の生物が同時に同じ空間に存在することを理想としています。

なので自分が辿ってきた道を人間社会に当てはめたように感じてすっと脳に入ってきました。

じゃあなぜ並存が大切なのかと言うと

   様々な選択肢があり、それを個々の価値観で選びお互いに傷付け合わない

という価値観がより多くの人々が生き易くなるから

と私は思いました。

様々な人がいて、様々な考え方があったほうがいいと思います。

その方が生き辛い人にとって生き易い社会を作っていけるので。

ただ、傷付ける必要のない相手を傷付けることは生き辛い人を増やすだけなので不必要な攻撃は駄目だと思います。ここで『必要のない』という言葉を用いたのは、「最大の傷心は失恋だ」と仰る方々が居るためです。

苦手な考えも嫌いな人も居ていいと思います。「苦手だけど、そういう考え方あるよね。」や「嫌いだけどああいう人居るよね。」というように存在を認める・排除しようとしないことが大切だと思うのです。

「男だったら〇〇すべき!」「女だから〇〇しているはずだ!」等の固定観念は古い考え方として置いてきた方がみんな生きやすくなっていい社会になっていくのではないでしょうか。

 

さてここで実体験です。

私は園芸業界、少し広げて言えば建設業界で働いています。

そこであるあるなのがお手洗いにサニタリーボックスが無い。

です。

更に言うなれば「女性用お手洗いが無い」場合もあります。非常に残念には思いますが驚きません。トイレがないから女性はトイレ禁止を言い渡されることもあります。膀胱炎を理由に退職する女性も聞かない話ではありません。

が、生理用品を交換できないというのは生理の時現場に行くのが非常に辛いです。理由を訊けば皆さん「女性が働くという前提が無い。」とのことでした。

また以前私が仕事していた時に先輩(当時20代男性)に言われた言葉。

「体調悪くなるなら生理になるな。」

……はい。私はかなりびっくりしてしまいました。

本気で生理は女性の意思で止めることができると思っていたようで。

ネットで見るやりとりでしたがネタだと思っていました。その先輩も差別発言をしていると思っていなかったようで、私に業務を円滑に進めるための注意をしているつもりだったようです。無理解ってこういうことでしょうか。

個人的にこの先輩を責めたいのではありません。ただただ呆然としてしまいました。

 

という実体験を踏まえて。

illuminate決起会に参加して。

気付いたことが「無理解」による差別が世の中には多いのではないか。

ということでした。

よく知らないから偏見が生まれる。知らないものは怖い、畏れる、拒否したり攻撃する。

人間って安心したいんですよね。

その気持ちは解らなくはないです。

だったら一層のこと、「知らないしよくわからないけどそういう人もいる。」っていう風に認識を変えていけませんかね。と提案したいです。

生き辛い人が生き易くなるように社会を変えていけたらなと強く思った決起会でした。話していた方、みんなクレバーで聴き応えがありました。更に渋谷という新しいカルチャーが発信されていく場所でこの決起会が開かれたことで未来に期待してしまいます。

ケチをつけたいわけじゃありませんが、私が普段働いているような場所でこの決起会を開いてもあまり受け入れられなかったと思います。考え方が古風な土地柄なので。だからこそ、渋谷で開かれたことが非常に嬉しかったというか有り難かったと言うか。そういう新しいことの受け入れ体制が整っている場所から、考え方が古風な土地にもじわじわ拡げていけたらと思います。

 

さて、私の目的「業界に風穴を空ける」為にはここからがスタートです。

この決起会で得たことをどう私の働く業界に浸透させていくか。考えて行動しなけれいけません。

すべてのきっかけはスタートにすぎないということを強く思いました。