炭素固定2

前回のブログ

jumokuihitorikobunnikki.hatenablog.com

の続きです。

 

 

木材を利用する、と言っても木材が半永久的に炭素を放出しないわけではありません。

 

木材は放置しておくといずれは腐ります。

 

菌や微生物が分解する為です。分解された木材はやがて土に還り、固定された炭素も土や分解者の体内に還っていきます。

 

その為、次々と木材を生産していく必要があります。

 

木材を利用する為にも健康で質の高い樹木を育てていくことは非常に重要です。

 

より健康な樹木を育てられれば、台風の風による折損事故も起こりにくくなるでしょう。

 

9月に被災して、沢山の木々が倒れている状況を目の当たりにし、林縁だけでも樹木を健康に保てば倒木被害はかなり抑えられたのではないかと思います。

 

森林全体の健康管理ができることは理想ではありますが、予算の都合があるので難しいところです。専門家として提案できる妥協点が林縁の健康診断といったところでしょうか。

 

適切な森林管理を行うことで炭素固定と防災の両方ができます。

 

これは各自治体の方々に知っておいてほしいと思います。